海女小屋はちまんかまどの思い出帳

伊勢志摩兵吉屋 スクラップブック

The Japan times 2012.August 08.12

讀賣新聞 2012.07.01

讀賣新聞 2012.05.15

伊勢新聞 2012.03.05

伊勢新聞 2012.2.24

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朝日新聞 2012.02.22

伊勢新聞 2012.02.22

中日新聞 2012.02.22

伊勢新聞 2012.02.15

2011.07.22 東京新聞、中日新聞  天職ですか

2011.7.6 将来の海女の担い手保育園児と交流  毎日新聞、中日新聞、讀賣新聞、伊勢新聞、iTV

2011.3.11 シルバー交流  讀賣新聞、毎日新聞、中日新聞、iTV

2010.7.23 International Herald Tribune (インターナショナル ヘラルド トリビューン)

2010 7.01 毎日新聞 いせ毎日

2010 6.15 朝日新聞夕刊

日経流通(MJ)新聞 「成長への道しるべ」    2010.1月11日

2010 1 .15 伊勢新聞

2009年10月4日

参照 ニュース 速報 YOMIURI ONLINE(読売新聞)  2009.1.03

美し国の人々一覧

海女の伝統未来へ 世界にも広く紹介

豊かな海に根ざした歴史

鳥羽の海女たちは、冬季もナマコなどを取るためウエットスーツで海に潜る

リアス式海岸の豊かな漁場を持つ伊勢志摩地方は、万葉の時代から海女漁が盛んだ。鳥羽市国崎町は、2000年も前から「熨斗アワビ」を伊勢神宮に献上し、豊富な海の幸に象徴される「美し国」を今に伝えている。
同市浦村町の「海の博物館」の石原義剛館長(71)によると、国内の海女約2000人のうち、半数以上の約1100人が伊勢志摩地方に暮らす。それでも、減少と高齢化は著しい。昭和20年代、同地方の海女は6000人余りに上ったという。

◎  ◎

漁の方法によって、個々で作業する「徒人海女」と、夫婦で協力する「舟人海女」に分かれる。単独で潜水と浮上を繰り返し、獲物を波間に漂う浮輪の網に入れるのが「徒人」、船頭を務める夫と舟に乗り、合図をして命綱で引き揚げてもらうのが「舟人」だ。

鳥羽市相差町で徒人海女をしている野村禮子さん(77)は「祖母も母親も海女だったことから、15歳の頃から海に親しみ、潜り続けてきた」という。同町鯨崎の海女小屋「はちまんかまど」の海女頭。9人の仲間から「禮子ねえさん」と慕われている。寒さの厳しいこの時期も、磯着ならぬウエットスーツに身を包み、海底のサザエやナマコを抱えては海面に浮かぶ。

「息を殺して漁をする作業は危険と隣り合わせ。誰にでもできるわけではない。大昔から受け継がれているところに価値があるのでは」と語る。

海女仲間の孫の女の子が、「私も海女になるんや」と言っているのを聞いた。「うれしいけど、高校を卒業すると、みんな勤めに出て行くんですよ」。厳しい後継者不足の現実を見据えながらも、「若い人たちに、何とか良さを伝えていきたい」と力を込める。

2004年春からは、海女の仕事ぶりや文化を紹介するツアーに協力し、米国からの旅行者らを案内している。昨年は京都の舞妓さんなど、日本の伝統文化を取材しているイギリス人記者が訪ねて来た。取材を受け、潜水漁の被写体となり、「日本の海女を世界に広く知ってもらうことは光栄です。これからも海女の紹介には協力していきたい」と、元気な笑顔を見せた。

◎  ◎

海女を残すことの大切さは、専門家の間でも論議されつつある。昨年8月、石原館長や県水産研究所職員、学識者らによって、「海女研究会」が発足した。優れた素潜りの技術を持つ“専門職”について、調査や研究が始まった。きっかけは、昨年6月に韓国・済州島で開かれた「海女博物館日韓国際学術会議」。日本と韓国にしかない海女文化を、世界遺産の無形遺産に登録しようと連携するのが目的だ。石原館長と鳥羽市答志島の海女2人も出席し、漁具の話や伝統的な踊りなどを通して交流を深めた。

9月には済州島の海女の訪問を受けた。地元の海女らは、「言葉は分からなくても、海が好きという思いは一緒。通じ合えた」と、今後、取り組みがさらに発展することへの期待を膨らませる。

石原館長は「海女は厳しい職業と思われているが、彼女らは『海に出る日は何もかも忘れる。仲間とも気楽に話し合えて楽しい』と話している」と言う。

そして、「地元漁協や自治体も、魚介類が育つ藻場を始め、海中の自然環境を積極的に守り、育てていかなければならない」と指摘する。古里の海が育んだ文化の源は、豊かな磯の資源に根ざしているからだ。

(松下主)

(2009年1月3日 読売新聞)

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