のしあわびに関して 野村禮子ご挨拶

私どもの祖先兵吉は明治の時代、伊勢志摩の海で採れた海産物を全国に広めたいと御木本幸吉と共に汗を流しました。

百年の時を経てこの度、新鮮な魚介類をインターネットで販売をはじめました。中でも、海女の採った新鮮なあわびを市場ではほとんど出回らない『のしあわび(打ちあわび)』に加工いたしました。

中世の食材で三献の儀に欠かせない打ちあわびを武運長久、
必勝を祈願し丹精こめて作りました。それにあわせて、式に必要な昆布・かち栗や三宝・盃(かわらけ)など一同に取り揃え、いざ!出陣に備えました。

どうぞ地域の伝統の祭りや選挙の出陣式、お子様・お孫様の端午の節句、七五三、受験、御成婚(三三九度)、固めの儀などにご利用くださいますようお願いします。

また、金封や贈答品に付ける、のし袋やのし紙を熨斗(のし)あわびを用いて本物指向の祝儀袋を作りました。先様の健康長寿・商売繁盛を願い熨斗あわびを贈る和の文化・習慣を今一度思い起こすきっかけになれば幸いです。

そのほか、伊勢志摩の文化ともいえる海女文化を伝承していきます。どうかご愛顧賜りますようよろしくお願いします。

会長 野村 禮子

打ちあわびはあわびを薄くむいて、乾燥させ打ち伸ばした熨斗(のし)あわびのことです。

熨斗あわびは伊勢神宮の御神饌(神の食事)として、2000年もの間、永々と伊勢志摩・鳥羽の国崎(くざき)で調製されています。

三献の儀
三献の儀(さんこんのぎ)

室町時代より武士は出陣の時、打ちあわび、勝ち栗、昆布の三品を肴に酒を三度づつ飲みほす儀式がありました。 これを『三献の儀(さんこんのぎ)』或いは『式三献(しきさんこん)』と言い、宮中の儀式であったこの ...

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作法
作法

出陣式および帰陣式・凱旋式の作法をご紹介します。 出陣式 出陣式において、まず大将(候補者)が武装して、南(又は南東)に向かって床机(椅子)に腰を掛ける。 式次第は軍師(後援会長)が取り仕切る。 左右 ...

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